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車椅子までの軌跡 10月30日の事

朝9時15分 院長先生から電話があり再手術するとの事。

11時に手術終了の連絡があり無事に成功し
麻酔もさめているというのですぐに会いに行く。

いつものスーがいた。
まだ少しぼ~っとしているが顔を見たらほっとした。

院長先生の説明を受けたが衝撃的なものだった。
大動脈が破裂したそうだ。

1度目の手術から1週間も経っているのに
こんな大きな血管が切れるのは院長先生にとっても
初めての症例だという。

そしてスーの体が向く角度によって出血があるという。

軟化症の可能性もあると・・・

これは私が一番恐れていた事。

今はしっかりと止血もしているが再度出血するかも・・・

再入院が決定した。

ただひとつだけ嬉しいこともあった。
後ろ足の感覚が少し戻ってきているらしい。
もしかすると歩けるようになるかも知れないと言ってくれた。
これを聞いたとき涙が出た。希望の光が見えてきた気がする。

確かに今は最悪の状態でスーも心細いだろうし痛い思いもして
かわいそうだがこの際完全な治療を受けさせて

絶対に元の体を取り戻してやりたいと心から思う。

一度は退院して手元に帰ってきたスーだけに又いないと寂しいが
今回ばかりは何日入院しても構わないから完璧に治したい。

今日もスーは私の顔を見るとクンクンないていた。
帰りたい?と聞くとク~ン!と返事をした。

昨日スーを巻いていった血だらけの毛布は
病院のスタッフが洗濯をしてくれて綺麗になっていた。

申し訳ない・・・すっかり毛布のことなど忘れてた・・・。

犬用車椅子・歩行器 製作販売 『工房スイーピー』

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